読書記録

読んだものについて書きます。

2011年12月26日

数学する能力の生物学的基盤についての議論。<数に対する生得的な感覚(数覚)>と<抽象的な表象能力>の2つが数学を可能にした。前者は動物にも見られるが後者は人間に固有な心的能力。足し算を計算する時、概算をする状況では頭頂葉の数・空間処理系を用いるが、厳密な計算をする際には人は言語を用い、前頭葉の言語関連領域が活動する。言語を含むシンボル的な表象能力が数学(特に算術以上の高度な数学的能力)には重要だが、数学的思考は必ずしも言語によるのではなく、パターンに対する推論や洞察のプロセスが発見をもたらし、論理的証明はその後でなされる。

2011年12月26日

全くの初心者には少し難しいかもしれず、ある程度わかってる人だとほとんど読み飛ばすことになりそうな感じの入門書。

2011年12月17日

入門書では省かれがちな事項、例えば分散分析の3要因までの分析法等が対応の有り無し別に丁寧に記述されている。頼りになる参考書。

2011年12月11日

EclipseもJavaも初めてだったけどわかりやすかった。

2011年12月10日

文字を読む際の脳の働き方の解説書。言語機能は人間に元から備わっている生得的な能力ではあるものの、こと文字に関しては人類に取って比較的新しいもので、実際3000ほどある世界の言語のうち文字を持つ言語は100に満たない。ヒトの脳には文字情報を処理するための独自の回路が生まれつき備わってはいないため、既存の回路をうまく作り替えて対応しなければならない。そのため書記体系によって脳の働き方も異なり、英語話者と中国語話者とでは脳の働き方が異なるし、また面白いことに日本人はそのどちらとも違う脳の使い方をしているようだ。

2011年12月9日

筆者が周囲にいる様々な科学者をウォッチングし、それをもとに科学における成功の条件を述べている。

2011年12月9日

テレビゲームが子供に与える影響、特に暴力性など負の側面の影響に関する研究を一般向けに解説した本。ゲームと暴力的行動には強い関連性は見られないと結論している。著者らは研究者(専門家)ではあるもののこの本はあまり専門的に書かれてはいない(細かい統計データまでは書かれていない)ので専門的な内容を知りたい場合には物足りないかもしれない。子供や親へのインタビューなどエピソード的な記述は多い。

2011年12月3日

本屋の設計で、人が本のページを読む時と同じような視線の動きを誘発するよう本棚のデザインを工夫し、それによって場に読書の臨場感や空間のシズル感をもたらした、と言う。ほんまかいな。

2011年12月3日

雲のような建築や柱を利用した動線の誘導など、アイデア・考えようとしていることは面白いと思った。だけど、完成した建築が実際に意図したような機能を果たしているのか科学的に検証されていないので、筆者のアイデアがどこまで妥当性があるものなのかよくわからない。

2011年12月3日

ゲームと教育に関するこれまでの研究やシリアスゲームの事例紹介などが手際良く簡潔にまとめられている。アメリカでは少し前まではゲーム研究などまともな学者のすることではないと言われていたのが、今や多くの研究者が集まり出してゴールドラッシュ状態になっているらしい。

2011年12月3日

テレビゲームが子供に与える影響、特に暴力性を高めるかどうかについての議論。結論としては「まだよくわからない」ということで、少なくともこの本の出た2004年頃の時点では研究の蓄積が浅くなんとも言えないらしい。今後のゲーム研究のトレンドはシリアスゲームなどに移って行くだろうから、ゲーム悪影響論は真偽のはっきりしないまま下火になって行きそうな感じもする。ゲームの悪を唱えていても何も実践的な成果を産まないし、産業振興にも繋がらないしね。

2011年11月30日

とりあえず途中まで。いずれ読み返さないと。

2011年11月28日

短編集。「カプセル」は出色。

2011年11月27日

昆虫の持つ知覚や記憶、運動制御等についての神経科学。昆虫の脳のニューロン数は100万ほどと非常に少なく(ヒト大脳は100億)、にもかかわらず相当高度な情報処理を効率的に行っている。ハチやアリは複数の方法で巣と餌場までの地形を覚えることのできるマウスにも匹敵する高い記憶能力を持っているし、また三次元空間中での姿勢制御の為に複数のセンサーを使いこなすハチの飛行能力は工学的にも面白い。心理学を勉強している人にとっても研究トピックが人間での場合と似たような物が多くて楽しめると思う。

2011年11月19日

ネットやゲームなどの社会的に有害だと批判にさらされやすいジャンク文化は、むしろ人間の頭を良くしているのだと主張している。この本が出た年に『グランド・セフト・オート』の未成年への販売禁止がアメリカの議会で可決されたようで、そういう時勢もあってこの本はけっこう売れたらしい。近年は任天堂の活躍等もあってゲームが社会的に受け入れられるようになっているし、またゲーミフィケーションやシリアスゲームなどゲームを社会に役立てようという動きがビジネスや教育の世界で活発化しているので、この本の論点は少し古くなってしまった。

2011年11月16日

行動規範や考え方という水準より深く、認知や脳のレベルにおいてもデジタル世代はそうでない世代とは異なる発達を遂げているのかどうか、という論点に一番興味を感じる。ネット世代やゲーム世代は視空間能力が高い事が研究事例としてあげられているけど、影響はそこだけにとどまらないはずだし、その可能性を探すのが一番面白いとこだろうなと思う。

2011年11月12日

心理学と脳研究への一風変わった感じの入門書。100個ほどのトピックが「面白い現象の紹介→その理論的解釈」という手順で解説されていて謎解き気分で楽しく読めます。実際に自分で出来るような実験が多く紹介されていること、内容が現代的(最近の研究成果がフォローされている)なこと、また原著論文の情報がきちんと記載されているあたりが良いです。

2011年11月5日

ネット社会が人の知性や脳の働きにネガティブな影響を与えているのではないかという論。多くの心理学研究や脳研究の成果を引用しつつ論が展開されているので決して独断的な意見ではなくそれなりの説得力がある。情報化社会が人間の認知や記憶能力をどう変化させているかという問題についてもっと考えて行きたいと思った。

2011年11月5日

視覚記憶研究。とりあえず3章まで通読。

2011年11月3日

編集者とのやり取りの文例などが参考になる。

2011年11月2日

ライティングの作法だけでなく研究のいろはについても書かれている。

2011年11月2日

日々の何気ない出来事の中にも思索の種はたくさん潜んでいて、発見されるのを待っている。それを逃さずキャッチできるケアフルさが大事なのだと、佐藤さんの文章を読んでいるといつも思わされる。10人のお巡りさんの話は読んでいて自分もとても嬉しくなってしまった。

2011年10月28日

ちょっと流し読みだけ。要するに「イシューよりはじめよ」ということで、特に面白い部分は無かった。

2011年10月28日

内容はともかくとして、この教授の研究者としてのスタンス、学問との付き合い方に、興味を覚えた。その点においてこの本は自分にとってencouragingでした。

2011年10月27日

「実験する前に論文を書け」と指導教授に言われたという石坂公成博士のエピソードが面白かった。

2011年10月21日

あいづち、低姿勢、はにかみ、微笑、作法、座礼、すり足、咳払い、くしゃみ etc… しぐさや身振りに日本文化の表徴を見るエッセイ集。

2011年10月19日

池谷さん特集の情熱大陸的な内容。修士時代に論文13本出したというのに震える。「プレゼンテーション(ストーリーテリング)とコミュニケーションが科学の仕事で決め手なんです」

2011年10月18日

代数公式の図形的解釈を解説した本。あんまり面白いネタは無かった。

2011年10月16日

とてもわかりやすい。

2011年10月14日

映像に関わる心理学を知覚から高次認知まで広く扱ってます。引かれている文献が70年代や80年代のものがメインと今ではかなり古いものになってしまってるのが難点。

2011年10月11日

わかりやすいテキストだと思った。中盤以降息切れしてちゃんと論理追えなかったから機会があればまた読み返したい。

2011年10月11日

環境決定論的な議論(著者はそうではないと言うけれど)。ここで問題になるのは、歴史の因果をどの程度まで環境にのみ帰属して語ってよいかということだと思うのだけど、その線の議論は(なされてはいるものの)十分ではない感じでした。ともあれ、歴史の大きな流れに一貫した観点による説明を与えてくれたという点でとても興味深い本でした。

2011年10月9日

筒井康隆『文学部唯野教授』の工学部版、のようでいて小説というよりはノンフィクションというか、半分自伝で半分大学人たちの生態記録のような内容。大学教授たちが何を考えどのような生活をしているかに興味のある人には面白く読めると思う。

2011年10月7日

「鉄を削るというたったひとつの作業を、あるときは切るであり、あけるであり、揉む、挽く、なめる、さらう、掘る、たてる、くる、えぐる、刮ぐであったりといった使いわけをするのを見るとき、彼等が獲得しているものの豊かさにびっくりする」 町工場の旋盤工として50年間鉄を削る仕事を続けてきた作者が語る、仕事の話、技術の話。

2011年10月6日

概念の説明はわかりやすかったしメモリの使われ方の話は参考になった。

2011年10月2日

脳の情報処理の容量限界とその克服可能性についての認知神経科学的な議論。

2011年10月2日

小林賢太郎x佐藤雅彦

2011年10月1日

佐藤雅彦。”新しい分からなさ”とは、わからないけれど少なくともそのわからなさは初めてのわからなさだということだけはわかるというもので、今後ある枠組みが自分の中に生まれた時にそれを克服する、分かることができるというある種の期待を含んだ表現のこと。

2011年10月1日

台車問題やロケットの速度問題のディスコースなど具体事例が面白かった。わかるとは、つながりを見出すこと。

2011年9月29日

配分された初期パラメーターの違いで文明ごとの勝敗はもう始めから決まっていたようなもので、100回歴史を繰り返しても100回新世界の文明はユーラシアの文明に負けることになるのかもしれないと思わされます。それにしても、歴史の成り行きに病原菌がこんなに大きな影響を与えていただなんて知らなかった。

2011年9月29日

大きな話題を扱ってるのにさらっと言い過ぎるもんだからどうも腑に落ちない。そういう感じを与えるのが狙いなのかもしれないけど。

2011年9月25日

認知科学の総論。各論には深入りせず各領域の歴史的な展開や相互の影響に力点が置かれているのでこの分野の広がりを展望するのに向いてます。オンラインに本書の参考文献リスト有り。 http://www.ayu.ics.keio.ac.jp/references/cognitivescience/

2011年9月20日

芹沢銈介による文字絵・字模様の染め物作品集。

2011年9月18日

良い。

2011年9月17日

わかりやすいすい。

2011年9月14日

ゲームの面白さをUIデザインと没入感の観点から捉えるゲームニクス理論の紹介が前半で、後半はその産業への応用。後半いらないからゲームの話をもっと具体例と共に詳しく記述してほしかった。

2011年9月12日

時間知覚に関する心理学研究を一望出来る。

2011年9月12日

職人や芸能の世界において技能、技芸、技術がどのようにして伝えられるか。

2011年9月10日

技術者の内にある物質世界の心象。

2011年9月10日

第二言語習得論の入門書。言語学的な興味は満たせるけど教育への応用に関してはあまり参考にならない。

2011年9月10日

「ロケットの研究はとめどなく歩くことから始まった」というフォン・ブラウンの言葉。ロケットを打ち上げるためにはまず発射上の設定が大問題となるのだ。

2011年9月10日

職人や芸能の世界において型の伝承がどのようになされるかという問題。細かな言語的な指示はなされることはなく、弟子は生活の中で師匠の所作を全体として学んで行く。

2011年9月10日

心理学がこれまで取り組んで来た様々な運動現象を、理論というよりは現象の記述をメインに紹介しています。

2011年9月9日

年賀状 青葉の笛

2011年9月4日

佐藤雅彦+ユーフラテス。X線で日用品の中をのぞく。

2011年9月4日

佐藤雅彦+ユーフラテス。写真の中に隠れた生き物を探す。

2011年8月30日

話としてはごもっともですが問題はどう自分にとってのブルーオーシャンを見つけるかということで、その方法論なり分析法なりがもっと知りたいところ。

2011年8月30日

卵を産む鳥、コマの中の人、信号と一緒に服の色も変わる

2011年8月28日

星座の実用的な側面として、本来無意味な星の配列に見立てによる意味を与える事で記憶として保持しやすくしたのではないか、という説にはなるほどなと。

2011年8月20日

技術を無駄遣いすることによって情報科学研究とコンテンツの分野の双方に新しい刺激を与えている,と判断された選り抜きの論文16件をまとめた研究論文集(同人誌)

2011年8月20日

あの人(@_anohito)の発言の中から選りすぐりの100件をセレクト。含蓄のある言葉が多いけど中でも好きなのは “遅れは拡大する. それが鉄道の教え.”。

2011年8月19日

読書と人生

2011年8月19日

視覚的に解くパズル

2011年8月19日

断片的な紹介に終止していて何も考察が無いのでなんとも。

2011年8月8日

書体作りの話は面白かった。一字ずつ見ても書体間の違いはよくわからないのに、文章を組んでみると印象の違いがよくわかる。

2011年8月8日

思考と問題解決の認知心理学

2011年8月8日

ファーブル昆虫記が面白い理由は、それが「虫を知らぬ人にも解るからであり、そのひたむきな観察と、仮説と、実験をつみ重ねて、新しい発見に至る過程、つまり科学の方法に感動するからであり、その記述が詩のように美しいからである」と。

2011年8月7日

書体の使い分け。世の中の文字を自分でもっとよく観察するようにしないといけないなぁ。

2011年8月6日

再読。教え込みモデルから脱却し、生徒が本来持つ好奇心、主体性、有能さを引き出すような教育方法を目指すべきと説く。

2011年8月6日

フォントについて知ろうと思い手始めに読みました。街中の看板や掲示板など写真が多く見ていて楽しい本です。

2011年8月6日

欧文書体について教科書的に解説しています。

2011年8月3日

『岡倉天心 人と思想』という本の中の次のエピソードが面白い。絵にとって音とは何かという問題。「下村観山が屏風の弁財天の絵を描いていた所、岡倉天心がやってきて絵を眺め、多くの点を称揚したのちこう言った。『が、しかし、下村君、弁財天の奏でられる撥のさえは明らかに見えながら、肝心の琵琶の音が、この画面のどこからも聞こえて来ない。それでは、画としての意味が完全ではない』」

2011年8月2日

普通の人が経験したことのないような感覚世界をトップアスリート達は生きていて、世界を捉える時の時間的・空間的・触覚的な解像度の高さに驚かされます。

2011年8月2日

もっと小さな実地的な哲学論議だったらよかったかなぁと。

2011年8月1日

認知の部とUIの部とであまり話のつながりが無いような。表示メッセージの文体を変えるだけで機械に性格を持たせることが出来るという話は面白かった。

2011年7月30日

森博嗣にしてはちょっと弱かったかなー。

2011年7月29日

再読。やっぱチャーミングな論考だなぁ。最近の進展も調べてみたい。

2011年7月29日

再読。ゲーム開発者が日常の気付きを自由に語るエッセイ。表面的にはやさしい言葉で書かれてはいるけれど、人の認知や社会システムやマーケティングなど様々な領域につながる深い内容を持っている。こうしたことを、学術書からではなく日常生活の中から自分で経験的に見出してしまえるという所に優れたクリエイターの才能というものを感じます。

2011年7月28日

創造性に関する認知心理学的研究。ジェネプロアモデルを提唱。

2011年7月27日

アフォーダンスという概念は魅力的だけれど、直接知覚というギブソンの特異な知覚の捉え方のためにどうも話がややこしくなっているように思える。

2011年7月27日

数という切り口から人間の認知システムを考える。数の認識について行動レベルから脳内処理まで、霊長類からヒトまで、幅広く解説しています。ヒトの脳にとって数は、量的なアナログ表象と言語的・記号的表象という2つの側面があり、脳内の言語系と視覚系と量的なアナログ表象系の交差点に位置している。このため、数は各種モダリティの恊働を調べるのに適しているという点で興味深い研究対象と言えるんじゃないかと思えた。

2011年7月27日

終わりの章で認知言語学の立場からの生成文法派への批判が説得的に展開されており、認知言語学の基本的な言語観やアプローチがいかなるものかが明瞭に述べられている。

2011年7月26日

サイモン大先生の自伝。天才の頭の中をのぞきたくて読みました。「私は様々な分野の研究をしているが、研究時間の5%ほどを経済学の研究に振り分けてみたらノーベル経済学賞がとれた」などとおっしゃる。

2011年7月24日

本全体として、言語の普遍性と生得性をベースとしつつ、人の生物学的・認知的特性を取り込んだ言語理論が語られていた。言語は他の心的能力の寄せ集めによって獲得されるのではなく、あくまで言語独自のモジュールが生得的に存在するという立場。でも私としては人間の基本的な認知機能を通して言語というものを捉えて行きたいからやっぱ認知言語学の方に魅力を感じるなぁ。

2011年7月24日

レイコフの認知意味論への批判。たとえメタファーが言語に偏在するものであったとしても、思考の素材としての言語はあくまで抽象化された概念として存在するものであって、極端な認知主義は受け入れられるものではない、と。

2011年7月24日

言葉の意味を人はどう表象しているか。語の意味が基本的な意味要素(「動き」「接触」「因果」等)から構成されていることを動詞の分析を通して示し、人は言語によって思考するのではなく、言語の背後にあるそうした抽象的な意味構造を通して思考しているのではないか、と。

2011年7月19日

言語の生得性や普遍性という考えがどこまで妥当なのかいまいちまだ分からない。文法能力については生得的だと見なした方が都合が良い場面が多いのかもしれないけれど、意味論については環境の影響も無視できないんじゃないかと思ってる。新しい方の本では認知寄りの考えも提示しているようなのでそっちも読んでみたい。

2011年7月19日

ピジンのクレオール化や手話の話が面白かった。手話の規則が世界中で異なる(同じ国でも方言がある)というのを昔知ったときは奇妙に思った(手話なんてただの恣意的なルールに過ぎないのだから世界中で一つの同じ手話を使えばいいのにと思った)けれど、手話もまた言語の一つであるのだから、様々な方言が自然発生して行くことがむしろ言語として自然なことなのですね。

2011年7月17日

前半の初期視覚の章は説明をはしょり過ぎな感がある。視覚的注意やシーン知覚など比較的最近の研究が取り上げられているのは良い。

2011年7月17日

簡単に書きすぎていて浅い。

2011年7月17日

詳細かつ明晰な記述がなされていて入門書としてグッドでした。

2011年7月14日

数学における「階乗」をテーマにした絵本。壷の中には海があり、海の中には1つの島があり、島の中には2つの国があり、それぞれの国には3つの山があり、それぞれの山には4つの城があり、それぞれの城には5つの町があり、それぞれの町には6つの家があり、それぞれの家には7つの部屋があり、それぞれの部屋には8つの戸棚があり、それぞれの戸棚には9つの箱があり、それぞれの箱には10個の壷があり…