#009 会いたい人に会う

大河ドラマ「龍馬伝」を見た。非常に高揚感のある回。龍馬は知り合いのつてを頼りに、どうにか憧れの勝と対面することになる。その熱意と情熱に、胸を打たれる。会いたい人に会いに行くというシンプルな行動の大切さを実感する。ともすればオンラインメディアでのやりとりだけでコミュニケーションに満足してしまっていたかもしれない。これは反省しなければ。しかし、それに加えてもう一つ。勝は時の軍艦奉行であった。一方で龍馬は名もなき脱藩浪人である。常識的に考えて話をするなど出来るはずもないと思えるが、ドラマ内の龍馬はそうは考えなかった。考えなかったというよりは、考える以前に体が動いていた。そしてついに勝との対面を成しその後の展開につながって行くのである。▼普段身の程をわきまえすぎな自分としては、こうした姿に眩しさを感じずにはいられないのであった。